相洋2-1東海大相模

二つ目の大金星だ。しかもともに春夏通算5度の全国優勝を誇る横浜、東海大相模の両横綱を立て続けに破った勝利の味は格別だろう。9回途中までタテジマの猛打線を無失点に抑えた先発の左腕中島は「憧れていた相手だったので、うれしかった」と感慨に浸った。
のらりくらりとした印象だが、コースを間違えないからこそ、早打ちの東海打線が淡泊に映った。「スライダーと内角の直球をずっと練習してきた」と中島。ストレートは130キロ台前半でも、直球と同じ腕の振りの変化球で手を出させ、間合いでタイミングをずらす投球術で実に15個のフライアウトを積み上げた。
優勝で「歴史変える」
相洋、二つ目の「金星」 憧れ相手に先発中島「うれしい」
【相洋―東海大相模】相洋先発の中島=横浜(立石 祐志写す) [写真番号:1156953]
準々決勝の横浜に続き、準決勝で東海大相模も破り喜ぶ相洋ナイン=横浜(立石 祐志写す) [写真番号:1156959]