
第104回全国高校野球選手権大会は6日、兵庫県西宮市の甲子園球場で開幕する。神奈川代表の横浜は、大会第4日(9日)の第1試合で三重と対戦。就任3年目で2年連続の出場を決めた村田浩明監督(36)は「選手の表情が変わってきた。甲子園でも横浜高校の野球を見せていきたい」と意気込む。神奈川大会でめきめきと力を付けたナインは、節目の20度目の出場となる大舞台で、1998年以来の夏の全国制覇を目指す。(松村 祐介)
春とはまるで別チーム
投打にもろさをのぞかせた春とはまるで別のチームに進化している。神奈川大会でのチーム打率は3割9分8厘で、投手陣3人はいずれも防御率0点台。投打に他校を圧倒し、2年連続で神奈川の頂点に立った。
名門の代名詞、緻密な野球も随所で見せた。小技をちりばめた攻撃しかり、大胆なシフトを敷いた守備しかり。現役時代に涌井(楽天)や石川(元横浜DeNA)らと共に夏の甲子園で活躍し、ベスト8入りした村田監督は「1年間、どの学校よりも細かい野球を教えてきた」と話す。
東海との決勝で真骨頂
進化し続ける名門・横浜、目指すは1998年以来の夏制覇
神奈川代表の横浜ナイン [写真番号:1104709]
横浜・玉城 [写真番号:1104712]
横浜・岸本 [写真番号:1104711]
横浜・杉山 [写真番号:1104710]