横浜11-1立花学園(6回コールド)

レベルの高い小技で、今夏の横浜を象徴する選手になった。
六回1死、カウント2-2から8番・鉾丸が一塁へ走り出しながらの「走り打ち」。変化球を軽くミートした打球は三遊間に転がり、この日2本目の内野安打とした。
「練習していた」という打撃。練習ではフルスイングはしない。つなぎ役を自認して、さらに俊足を生かした攻め手を生み出す。
横浜のベンチ入りではとても珍しい、一般入試での入学者。そして軟式野球出身。だが、自分の居場所があるとみて横浜の門をたたいた戦略家でもある。