第104回全国高校野球選手権神奈川大会は、いよいよ25日に準決勝が行われる。4強の中に第1シードが残っていない波乱の大会。神奈川新聞の高校野球担当記者2人が準決勝を展望した。頂点にたどり着くのは常連校か、新勢力か。(松村祐介高校野球キャップ、和城信行編集委員)
和城 まず、5回戦がかなり波乱だったね。

松村 桐光学園が藤沢翔陵に負けました。延長十四回タイブレークのすごいゲーム。後攻の桐光は四回、九回に1点差を追いつき、延長十回に2点差、十三回に3点差を追いついた。でも、最後までリードすることはできませんでした。追いついた次の1本が出なかった。
和城 桐光はいいチームだったし、強かった。ただ完成度は高いけど、春からみてどのくらい強くなったかというと、結果論だけど、夏の爆発力みたいのは感じなかった。
松村 1年の矢竹など生き生きとした選手がいた反面、打撃は主力が苦しんだ印象です。野呂雅之監督も春の時点で「夏はどこも投手力が上がる」と警戒していましたが、思いの外、打てなかった。エース針谷も春の力強さはなかった。大会直前に部活動ができなかったことも影響しているのではないでしょうか。
横浜は守備がすごい
第1シードなき神奈川4強、どうなる準決勝 担当記者放談
敗戦にうつむく桐光学園ナイン [写真番号:1102524]
急成長している横浜・大坂 [写真番号:1102516]
主戦の風格漂う東海大相模・庄司 [写真番号:1102519]
鍵を握る横浜創学館・遠藤 [写真番号:1102520]
長打力が魅力の立花学園・中村 [写真番号:1102518]