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東海大相模・門馬前監督の22年(4)甲子園の魔物を実感

高校野球 | 神奈川新聞 | 2022年6月20日(月) 05:00

 高校野球の名門、東海大相模で春夏4度の全国優勝と一時代を築いた門馬敬治前監督(52)が、今秋から創志学園(岡山)で指揮を執る。生まれ育った神奈川で22年間、指導に情熱を注ぎ、全国最激戦区のライバル校としのぎを削ってきた。「常に負けから学ばされた。それが神奈川の強さであり、怖さ」と門馬前監督。転換点となった5試合を通し、宿敵への思いや指導論などを余すことなく語った。


2010年夏 興南戦

準優勝の記念メダルや盾を手にするナインと門馬監督(中央)=2010年8月、甲子園

 苦悩の東海大相模が新時代を迎えたのは2010年。神奈川大会決勝で宿敵横浜を下し、33年ぶりに夏の扉をこじ開けた。試合後、監督の門馬敬治は顔を両手で覆った。先人への思いやタテジマの誇り。「言葉にできない。目に見えない重みと思いが詰まった1試合だった」

 指揮官になって初めて出場した夏の甲子園でも、ナインは躍動した。エースの一二三慎太(元阪神)が投げ、大城卓三(巨人)、田中俊太(横浜DeNA)らがグラウンドを駆け巡った。

 沖縄初の春夏連覇が懸かった興南との決勝。東海にとって40年ぶりの大優勝旗は目前だった。三塁ベンチに陣取った門馬に、いつものような張り詰めた緊張感はなかった。

 
 

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