高校軟式野球の秋季県大会は20日、サーティーフォー相模原球場で決勝が行われ、桐蔭中等が聖光学院を延長十一回の末、3─2で下し初優勝を飾った。
桐蔭中等は1点を追う四回に中野秀太(2年)の適時打で追い付き、八回には盗塁や犠打を絡めて内野ゴロの間に1点を加えた。九回に同点に追い付かれたものの、延長戦で敵失に乗じて勝ち越した。投げては主戦中野が2安打で完投した。
両校は11月5日から東京都で行われる関東大会に出場する。
【評】桐蔭中等は、エース左腕の中野が相手打線を2安打に封じて完投。伸びのある直球と緩い変化球を織り交ぜ、手玉に取った。打線は四、八回の得点機で盗塁を絡めるなど機動力が光った。
聖光学院は主戦の井上創が153球と熱投もあと一歩だった。
エース中野 投打で活躍
桐蔭中等、創部15年目で初の頂点 聖光学院との延長戦制す
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延長11回に決勝点を奪って喜ぶ桐蔭中等のナイン=サーティーフォー相模原球場 [写真番号:870054]
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延長11回を2安打完投した桐蔭中等の主戦中野 [写真番号:870056]