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高校野球神奈川大会
藤沢西・岩崎、亡き母に届ける1勝 「打ったよ」と伝えたい

高校野球 | 神奈川新聞 | 2021年7月15日(木) 05:50

県立藤沢西高校の初戦突破に貢献した岩崎=横浜市戸塚区の俣野公園・横浜薬大スタジアム(番場 一浩写す)

 14日に俣野公園・横浜薬大スタジアム(横浜市戸塚区)で行われた高校野球の全国選手権神奈川大会。初戦突破した県立藤沢西高校のエース岩崎壮多(3年)は昨年1月、母の由紀子さんをがんで亡くした。2年ぶりの夏の1勝に「お母さんには『勝ったよ』『ヒットを打ったよ』と伝えたい」と実感を込めた。

 4校合同チームを相手に10─0の五回コールド勝ち。一塁手として1安打1打点で貢献した岩崎は試合後、遺影を手にスタンドで見守る父・順一さんの元へ笑顔で駆け出した。「プレー中は見えなかったけど、最後のあいさつの時に分かった。3年間やってきてよかった」

 2019年秋に由紀子さんは集中治療を受けるために入院。当時1年生だった岩崎は野球部を休部し、兄の赳実さんと家事を分担しながら病院に見舞った。最愛の母が亡くなった直後にはコロナ禍で部活動も休止となり、退部することも考えたという。

 だが、チームメートの保護者が弁当を作ってくれたり、女子マネジャーがユニホームに背番号を縫い付けてくれたりと周囲の支えを受け、「自分から野球を取り上げたら何も残らない」と翻意した。

 小学生時代にベンチでスコアラーをしながら応援してくれたという母の墓前には、今春の公式戦のウイニングボールを供えてある。この日は登板機会がなかった岩崎は「失うものは何もない。エースらしく初回から全力でぶつかりたい」と、今度はマウンドから母に勝利を届ける。(泉 光太郎)

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