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高校野球神奈川大会
試合速報・結果(2021年7月11日)1回戦

高校野球 | 神奈川新聞 | 2021年7月10日(土) 21:30

 第103回全国高校野球選手権神奈川大会第2日は11日、サーティーフォー保土ケ谷球場など9会場で1回戦18試合が行われた。

 藤沢翔陵は法政二を1―0で下し、右腕橘海斗(3年)が5安打完封を飾った。横浜南陵―元石川は今大会初の延長戦に突入し、十一回に南陵がサヨナラ勝ちした。麻生は7―4で秦野を退け、12大会ぶりの初戦突破を果たした。

 第3日は12日、同球場など10会場で1回戦20試合を行う。

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サーティーフォー保土ケ谷球場

【関東学院六浦-上矢部】

 【評】関東学院六浦はミスに乗じて大量得点した。同点の四回、無安打ながら6四死球とバッテリーエラーを突いて4得点。七回には東の適時三塁打や敵失を利して5点を挙げた。上矢部は七回に1点差に迫ったが、四死球や守備の乱れから流れをつかめなかった。

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(2)座間総合武相

【座間総合-武相】

 【評】武相は序盤の集中打で押し切った。1―2の三回、2四球を足場に4短長打を集めて5得点。打者10人の攻撃で逆転し、以降も竹井のソロ本塁打などで突き放した。座間総合は菊池の二塁打で一時は逆転。2併殺や右翼大橋の好捕などで鍛えた成果を見せた。

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大和スタジアム

【湘南工大付-希望ケ丘】

 【評】湘南工大付が快勝した。序盤は犠打を絡めて着実に加点し、中盤以降は六回の井上のソロ本塁打など長打攻勢に機動力も駆使して得点を重ねた。小柴は切れのある直球を軸に6回1失点の好投。希望ケ丘は六回に3安打を集め、1点を返す意地を見せた。

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(2)元石川横浜南陵

【元石川-横浜南陵】

 ○横浜南陵・浜本(十回の守りで右飛を好捕し、相手の勝ち越し点を阻止。十一回にサヨナラのホームを踏む) すごくうれしい。全員で最後まで諦めないぞと声を出した。

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サーティーフォー相模原球場

(1)城山県相模原

【城山-県相模原】

 【評】城山が先発全員の13安打で快勝した。初回に犠打と2四球を挟んでの5連打で5点を先制。逆らわない打撃で効率よく得点を挙げた。豊田は緩急を巧みに使い、7回3失点。県相模原は序盤の失点で流れに乗れず。七回無死満塁で無得点の逸機も痛かった。

 ●県相模原・佐相監督 若いチームで冷静になれなかった。不安なところが全部出てしまった。秋に巻き返したい。

 ●県相模原・主将白井 去年の先輩たちが挑めなかった甲子園1勝という目標を全員で目指してきた。悔しいし、申し訳ない。

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(2)柏木学園伊勢原

【柏木学園-伊勢原】

 【評】柏木学園が清水辺、山口の継投で最少失点に抑えた。清水辺はカーブを有効に使い、四回まで無安打の快投。打っても清水辺、松本の適時二塁打などで二回までに5得点と一気に流れを引き寄せた。伊勢原は散発5安打。完投した橋本を援護できなかった。

 ●伊勢原・エース橋本 新チームが始まったときに一度辞めようかと思ったけど、3人しかいなかった同級生と切磋琢磨(せっさたくま)してやってきたから投げきることができた。

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横須賀スタジアム

【海洋科学-横須賀大津】

 【評】横須賀大津が大勝した。5長打を含む13安打と12四球に、16盗塁の機動力も加えて毎回の20得点。打撃だけでなく走塁でも隙がなかった。鳥居はテンポ良く散発3安打無失点。海洋科学は投手陣が誤算。荻原、柿崎が二塁打を放って見せ場はつくった。

(2)湘南台市ケ尾

【湘南台-市ケ尾】

 【評】市ケ尾が13安打と打力で勝り、競り合いを制した。五回に逆転されたものの六、七回に1点ずつを返すと、八回に小永井、木沢の連続適時打で再逆転。2番手木沢は4回無失点の好救援だった。湘南台はミスに乗じて奪った3点のリードを守り切れなかった。

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藤沢八部球場

【横浜緑園・横浜明朋-アレセイア】

 【評】アレセイアは多彩な攻撃で相手を寄せ付けなかった。2―0の三回に打者人の猛攻で7得点。3長短打だけでなくスクイズ(記録は安打)や犠飛で得点を挙げて試合を決めた。横浜緑園・横浜明朋は四回に敵失で1点を返したが、2安打に抑えられた。

 ●横浜緑園・横浜明朋・エース中沢 3年間一緒に最後までやれたことを思い出にしたい。

 ●横浜緑園・横浜明朋・主将渋谷 1年生からずっとやってきて今日まで来られてよかった。またチームで集まりたい。

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【湘南学園-茅ケ崎北陵】

 ○茅ケ崎北陵・主将若林 ほっとしている。苦しい場面が多かったが、うまく粘れた。今日出た課題を短期間で修正したい。

 ●湘南学園・勝又(唯一の3年生) ここまでの試合ができたのは1、2年生のおかげ。これからも練習に励んで勝利をつかんでほしい。

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等々力球場

(1)藤沢翔陵法政二

【藤沢翔陵-法政二】

 【評】藤沢翔陵のエース橘が無四球完封。制球良く打者を打ち取り、1点を守り抜いた。今井の犠飛で先制した直後の六回は1死から二塁打で窮地に立ったが、冷静にコーナーを突いてしのいだ。法政二は赤間が1失点完投。打線が5安打無得点に封じられた。

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(2)県川崎高浜

【県川崎-高浜】

 【評】高浜は三回に打者20人を送る猛攻で一挙14得点し、試合を決めた。山本が3安打5打点、戸川と吉田が2打点と活躍。3投手の継投で2安打1失点と反撃を許さなかった。県川崎は池田がつかまった。五回に森の三塁打を含む2安打を浴びせ、1点を返した。

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中栄信金スタジアム秦野

(1)秦野麻生

【秦野-麻生】

 【評】13安打の麻生が鮮やかな逆転勝ちを収めた。1点を追う七回1死から5者連続の短長打などで一挙5得点。中堅方向への鋭い打球が目立った。2番手藤原は4回1失点の好投。秦野は要所での守りの乱れが痛かったが、5犠打と鍛えられた堅実さを見せた。

 ●秦野・主将杉本 3大会ぶりに初戦を突破したかった。地元の多くの声援を生かせなかったのは残念だが、悔いなく力を出し切れたと思う。試合ができる場を与えてもらえて関係者や保護者に感謝している。

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【大井・吉田島-横浜桜陽】

 【評】横浜桜陽が両チーム2桁安打の乱打戦を制した。7―8の八回、4短長打とスクイズを含む2犠打で5得点。先発全員の13盗塁で揺さぶり、先発全員の13点を挙げた。小島は自責点4の粘投だった。大井・吉田島は一時は逆転するなど打線が活発だった。

 ●大井・吉田島 エース内田自分一人しかいない時期もあり、このチームでは最初の公式戦だったが出し尽くして負けたので悔いはない。後輩たちはプレーできる環境を残し続けていってほしい。

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小田原球場

【平塚工科-小田原城北工】

 【評】小田原城北工が継投で逃げ切った。二回に3連打で2点を先取すると、先発新屋敷陸が直曲球を駆使して八回途中1失点。2番手大谷も2回無失点で役目を果たした。平塚工科は10安打を放つも13残塁。2失点で完投した漆原の頑張りは素晴らしかった。

 ○小田原城北工・主将森谷(唯一の3年生) 自分の代で勝てて本当にうれしい。つらい時もあったけど諦めなくて良かった。

 ●平塚工科・主将笹原 後輩たちが支えてくれて単独出場できて良かった。引退後は練習に顔を出し、サポートしたい。

 ●平塚工科・一塁小田 (八回2死一、二塁の)チャンスで打てず、ふがいない。次の代なら勝ってくれると思う。

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(2)西湘保土ケ谷

【西湘-保土ケ谷】

 【評】西湘が14安打13得点で完勝した。試合を決めたのは打者13人を送った四回。8短長打を集めて9点を奪った。中でも3番嘉村は4安打4打点、投げても5回1失点の活躍だった。保土ケ谷は前半接戦を演じていただけに、四回の大量失点が悔やまれる。

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いせはらサンシャイン・スタジアム

(1)厚木北大和東

【厚木北-大和東】

 【評】厚木北が投打に圧倒した。投手陣は無安打無失点リレー。左腕遠藤はカーブがさえ、4回4奪三振と快投、五回は沼田、大越が3人で締めた。打線は10安打に7盗塁を絡めて16点を挙げた。大和東は主戦が制球に苦しむも、はつらつとしたプレーが光った。

 ●大和東・主将広野 結果は悔しいけど、胸を張って、自信を持ってプレーできた。

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(2)厚木西新栄

【厚木西-新栄】

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 【評】厚木西は投打がかみ合った。0―1の初回2死から四球を挟む3連打で逆転、以降も得点を重ねた。小田島は二回から立ち直り、5回1失点。2番手伊藤も2回1失点(自責0)に抑えた。新栄は柴田、米沢の連打で先制したが、二回以降は1安打に終わった。

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