高校野球の第73回春季関東大会第5日は22日、甲府市の山日YBS球場で準決勝2試合が行われ、神奈川2位の桐光学園は延長の末に専大松戸(千葉2位)に2─3でサヨナラ負けし、初の決勝進出を逃した。
桐光は五回に敵失で先制。七回には篁哲郎(2年)の中越え二塁打でリードを2点に広げたが、終盤に追い付かれて延長へ。十回に決勝のスクイズを許した。
最終日は23日、同球場で関東第一(東京2位)─専大松戸の決勝(試合開始午前10時)が行われる。
【評】桐光学園はリードを守り切れず、延長十回サヨナラ負け。先発渋沢は七回途中1失点と試合をつくったが、救援陣が走者を背負った後に粘りを欠いた。計8安打の打線は十回2死一、二塁から松井が中前打を放つも、相手の本塁好返球で勝ち越しを逃した。
スクイズ、想定していたが
同点の延長十回1死一、三塁。絶体絶命の場面でマウンドに集まった桐光学園の内野陣を、主将の遊撃内囿が奮い立たせる。
桐光学園、延長サヨナラ負け 初の決勝進出逃す
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【専大松戸―桐光学園】延長10回裏1死一、三塁のピンチで内野陣を鼓舞する主将の内囿(中央)=山日YBS球場(立石 祐志写す) [写真番号:630564]