柴田疾・内野手
つなぐ伝統 東海のキーマン(2)“先輩超え”誓う主砲
高校野球 | 神奈川新聞 | 2021年3月23日(火) 16:00
選抜高校野球大会で初戦を突破した東海大相模。10年ぶりの春の頂点に向け、大会第7日の26日に鳥取城北との2回戦に臨むチームのキープレーヤーを紹介する。
東海大甲府との初戦。東海大相模は1-1の延長十一回に勝ち越し、なお2死三塁の場面。左翼線へ適時二塁打を放ち、貴重な追加点を挙げた主砲柴田は「最後の打席は どんな球でも食らいつこうとした結果」と塁上で雄たけびを上げた。
昨秋から4番に座った右の長距離砲には脳裏に焼き付く一戦がある。東海大甲府にサヨナラ負けを喫した昨年10月の関東大会準々決勝だ。
1─0の九回無死一塁の好機で打席には柴田。ここで門馬敬治監督(51)が出したサインは「送りバント」だった。