1. ホーム
  2. スポーツ
  3. 野球
  4. 高校野球
  5. 門出と震災・コロナ禍、慶応高生が語る 野球の力で前向いて

硬式野球部・松平康稔 (福島出身)
門出と震災・コロナ禍、慶応高生が語る 野球の力で前向いて

高校野球 | 神奈川新聞 | 2021年3月11日(木) 19:40

 東日本大震災から11日で10年がたった。慶応高には東北と神奈川で2度の災禍と向き合った3年生がいる。硬式野球部の松平康稔(福島県南相馬市出身)とバレーボール部の渡辺大昭(宮城県多賀城市出身)。被災したのは白球を握ったばかりのころ、あるいは競技に出合ってすらいないころだった。あれから10年。全国レベルにまで成長した先に待っていたのはコロナ禍だった。門出の春、18歳は何を思う。

宮城出身のバレーボール部・渡辺大昭の話


仲間から引き離した原発事故

福島県南相馬市で被災し、避難先の神奈川で白球を追い続けた松平=昨年8月、大和スタジアム

 新型コロナウイルスによって一変した日常が、10年前の出来事に重なったという。松平はとつとつと語る。「震災の経験があったからこそ、今回も野球ができるのは当たり前じゃないと人一倍強く感じた」

 2011年3月12日。震災直後に身を寄せた相模原市中央区の父の実家で、テレビ画面にくぎ付けになった。映し出されていたのは見慣れた原子力発電所。小学2年生は何が起きたのかは分からなかった。でも、「福島に戻れなくなったのは分かった」。使い慣れた黄色のグラブを残して。

 小学1年で地元のチームに入団。震災は、野球の楽しさを知ったばかりの少年を仲間から引き離した。転居先でも最初は野球を続ける気持ちになれなかった。「なかなか言い出せる状況ではなくて」。それでも、迷う背中を押してくれたのは父だった。

集大成のはずが

この記事は有料会員限定です。

月額980円で有料記事読み放題/100円で24時間読み放題のコースも。詳しくはこちら

東日本大震災に関するその他のニュース

高校野球に関するその他のニュース

PR
PR
PR

[[ item.field_textarea_subtitle ]][[item.title]]

野球に関するその他のニュース

アクセスランキング