
昨秋の関東高校野球大会でベスト8入りした鎌倉学園が4日、鎌倉市山ノ内の同校グラウンドで新年初の練習をし、本格的なシーズン到来に向けて始動した。1969年以来となる選抜大会(3月19日開幕・甲子園)出場の可能性を残しているが、就任8年目の竹内智一監督(39)は「甲子園も地区予選も時期はほとんど変わらない。今やるべきことをやる」と表情を引き締めた。
「あと一勝、あと一球」
新春の澄んだ空の下、鎌倉五山の建長寺に隣接するグラウンドに鎌学ナインの快活な声が響く。この日はフリー打撃を中心に日没まで汗を流し、指揮官からは「紙一重で勝つ準備はできているのか」と奮い立たせる言葉が飛んだ。