【評】鎌倉学園打線は狙い球を絞れず、5安打で零封負け。七回2死満塁で岩崎が右中間のライナーを好捕されるなど、もう一押しを欠いた。先発増島は直球とスライダーで内角を強気に攻め、6回3失点の力投。バックも粘り強い守備で最後まで奮闘した。
「まだ発展途上」視線は夏へ

52年ぶりに関東大会で1勝した鎌倉学園の快進撃が止まった。わずか5安打。相手の好右腕を攻略できず、悲願の甲子園出場を確実とする1968年以来の4強入りはかなわなかった。主将の宮尾は「チームとして勝負強さが足りない」と冷静に受け止めた。
初戦で完封した専大松戸のエース深沢の手元で伸びる直球と鋭いスライダーに手を焼いた。