桐蔭学園11-10白山
「自分が決めないと」。九回2死一、二塁。打席が回ってきた桐蔭学園の牧野は心に決めていた。
視線の先には九回にマウンドに上がり、三者凡退に抑えた主戦山口。直前の打席で四球を選び、好機を広げてくれていた背番号1は、19日の慶応戦で143球の完投勝利を収めていた。
もう負担は掛けられない。
桐蔭、乱打戦制す 牧野サヨナラ打「自分が決めないと」
【桐蔭学園―白山】9回桐蔭学園2死一、二塁。牧野が左前へサヨナラ打を放つ=相石ひらつか [写真番号:351426]