宜野湾市立野球場で初めて行われた楽天との対外試合は、中畑監督の提案で「東日本大震災復興支援チャリティマッチ」と位置付けられ、指揮官は試合前に募金活動とマイクパフォーマンスを行った。
球場の外に募金会場を設け、選手会長の新沼、中村、森本、渡辺直、藤田も協力し、寄付を呼び掛けた。ファンの行列ができると、指揮官は一人一人と笑顔で握手し、「財布ごと入れちゃう?」「なけなしのお金をありがとう」などと冗談も交えながら、先頭に立って取り組んだ。
試合開始直前には、楽天の星野監督とともにマイクを握り、ファンにあいさつ。福島県の実家が酪農を営み、震災の影響で倒産寸前まで追い込まれたことを明かし、「被災地の人の頑張りはまだ続きます。震災を風化させてはいけません。熱いぜ、という気持ちを5円でも1円でもいいですので(行動に変え)、協力していただければ幸いです」と呼び掛けた。
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