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横浜DeNA:三浦大輔、最年長の誇り懸け

ベイスターズ | 神奈川新聞 | 2012年1月15日(日) 10:51

若手と共に走り込みを行い春季キャンプに備える横浜・三浦大輔=厚木市内
若手と共に走り込みを行い春季キャンプに備える横浜・三浦大輔=厚木市内

 「自分も勉強。(技術を)盗めるものは盗むよ。刺激も受けるし」。3年ぶりに後輩と自主トレーニングを行っている三浦は、リップサービスを含みながらも、精力的に後輩への技術指導をし、充実した様子だった。

 自らのキャッチボールが終わると、小林寛や国吉のそばに歩み寄り、横から後ろから投球フォームを確認した。体の使い方や力を入れるポイントといった感覚的なこと、効果的なトレーニングの方法など事細かにアドバイスを送った。



 投手コーチさながらに指導した三浦は、「伝えられるものは全部伝えたい。チームが強くなってほしいから。これから先、ベイスターズを引っ張ってもらわないと」と言う。

 食事の節制や積極的なファンサービスなど、技術以外でも若手2選手の手本となっている三浦だが、もちろん、こうした無形の力だけでの貢献は望んでいない。

 一昨年は3勝にとどまり、昨年は瞬発力を養うトレーニングの量を増やして、シーズン後半には安定した投球を取り戻した。ただ、昨年は高崎と自らの5勝がチーム最多勝に終わり、「テレビで取り上げられるたびに恥ずかしかったし、悔しかった」と正直な心境を口にした。

 今年の目標として、先発ローテーション入りに加え、規定投球回のクリアも口にした。38歳となっても、長年、エースとしてチームを支えた男の意地がある。三浦は「(小林寛と国吉の)2人もライバル。競争のレベルが上がれば投手力も上がる」と若手の競争意識をあおり、「他球団になめられたくない」と雪辱を期す。

 史上47人目の通算150勝まであと7勝の三浦は「忘れてた」と笑い、あまり意識していない様子。常々「やれるところまで続けたい」と現役へのこだわりを口にする三浦には、まだ通過点にすぎない。「番長」の逆襲の一年が始まった。

 
 

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