横浜:“ドラ1”勢が相次ぎKO/広島戦から
ベイスターズ | 神奈川新聞 | 2011年7月6日(水) 00:09
何度同じ過ちを繰り返すのか。序盤の失点をひっくり返せない試合が続く横浜。この日も三回までに3失点を喫し、5連敗。6月30日から高崎、須田、小林太の“ドラ1”勢が相次いでKOされた。
先発・小林太は早くも二回につかまった。2安打で2死一、二塁とし、打率2割台前半の石原に三塁線を破る2点二塁打。三回にも松山の右前打で1点を失った。小林太は「腕が振れなくて苦しかった。次回までに修正したい」と反省した。
連敗中は山本とゴンザレスを含めた先発が三回までに計18失点。尾花監督は「各自が課題を克服していくしか…」と厳しい表情。先発ローテーションには実績のない投手が名を連ね、成長するまで時間が必要という。
しかし、ドラ1の3投手は社会人から入団した即戦力。安定感に欠ける山本やゴンザレスの獲得も含め、フロントの選手獲得の見通しの甘さが露呈した5連敗だ。ある球団幹部は「何か縁がある新人を取ることが多い。そこから変えていかないと」と指摘するが、いまだに一本立ちする若手が現れないのは獲得基準にも問題がある。
若林球団オーナーをはじめ球団幹部が並んで観戦し、眉間にしわを寄せる場面も。「投手陣再建」を掲げて2年目になるが、編成の肝であるドラフト戦略から見直さなければ成し得ない。
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