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横浜DeNA2-5巨人
三上誤算、痛恨2被弾 7月9日・巨人戦

ベイスターズ | 神奈川新聞 | 2016年7月10日(日) 02:00

9回の攻撃を、厳しい表情で見る横浜DeNAのラミレス監督(右)=東京ドーム(共同)
9回の攻撃を、厳しい表情で見る横浜DeNAのラミレス監督(右)=東京ドーム(共同)

横浜DeNA
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巨人

【フルマーク】勝敗分けた失策


 スコアボードに致命的な「3」がともった。同点の八回。ここまで1点も許されない場面を何度もくぐり抜けてきた三上だが、先頭打者の坂本、さらには1死三塁から村田にも被弾した。

 「高さ的に失投かなとは思わない。タイミングがばっちりだった。狙われていた」。それぞれファーストストライクだった直球をタイミング良く合わせられ、今季32試合目で初の複数本塁打を食らった。

 ただ厳しく見れば、分岐点はその前にある。球界を代表するエース菅野が相手では、少しのほころびも許されなかった。

 同点に追い付いた直後の六回1死一、三塁だ。阿部の打球は力なく二塁後方に転がったが、倉本のグラブから白球はこぼれ落ちてしまう。名手の今季3個目の失策で併殺を奪えず、再び勝ち越しを許した。ラミレス監督は「良い投手相手にミスはいけない」と言い、倉本も「見ての通り、僕のミス。何も言うことはない」と責任を背負った。

 これで巨人戦の連敗は3まで伸びて、オールスター戦の前に勝率5割という目標を達成するには残り4戦を全勝するしかなくなった。「過去のことを気にしても仕方がない」と倉本。三上も「切り替えてやるしかない」と気持ちは決して折れていない。2位以下が混戦を極めるセ・リーグで同一カード3連敗は絶対にごめんだ。

ラミちゃん☆ゲッツ


 「菅野は150キロを超える直球に変化球を織り交ぜ、一番いい投球だった。菅野と小林(誠)の2人とはまた対戦する。しっかり分析して、より良い結果が出るようにしたい」

選手ひと言


 エリアン(六回1死二塁で同点二塁打) 何としても打点を挙げようと考えていた。うまく対応できてよかった。神様に感謝している。

 ロペス(1点を勝ち越された直後の七回、同点の16号ソロ) 狙っていたわけではないが、打席の中でうまく対応しようと考えていた。タイミングも合ってきているし、これからもっとよくなると思う。

石田が7勝目逃す


 石田は中盤から疲れが見え始め、六回途中で降板。壁を乗り越えられず、チームトップとなる7勝目を逃した。

 味方が追い付いた直後の1-1の六回。1死から坂本を歩かせると、続く長野に右前打でつながれ、一、三塁の窮地に。ここで阿部の二遊間へのゴロを倉本がはじき、2点目を許したところでマウンドを譲った。

 95球で交代した左腕は「六回途中で降板する試合が続いている。半分越えたあたりでの、もうひと踏ん張りが課題」と反省。5月に4勝0敗で初の月間MVPに輝き、オールスターにも初選出された2年目は渋い表情だった。 

山口、登録抹消へ 左足首痛め球宴も辞退か


 横浜DeNAの山口俊投手(28)が9日、東京ドームでの練習中に左足首を痛め、10日にも出場選手登録を外れることになった。東京都内の病院で検査を受けた山口によると捻挫といい、「ブルペンで踏み出したときにくじいた。最短で(1軍に)帰れるようにしたい」と語った。

 5年ぶりに選出されたオールスターゲームの出場は辞退するとみられる。ラミレス監督は「詳しい診断を待ちたい。次の登板のことは診断を聞かないと」と話した。

 山口は5日のヤクルト戦(横浜)で両リーグ最多の3完封目をマークするなど今季13試合で6勝4敗、防御率3・02。

投手陣補強に、新外国人右腕


 横浜DeNAが新外国人投手として、米大リーグ・ジャイアンツでプレーしていたマイク・ブロードウェー投手(29)=196センチ、95キロ、右投げ右打ち=を獲得することが9日、分かった。高田繁ゼネラルマネジャー(GM)が同日明かした。来週にも来日する予定。

 米国出身のブロードウェーは150キロ超の直球とスライダーを武器としている。2015年にジャイアンツでメジャーに初昇格。今季は4試合に登板し、0勝0敗、防御率11・81。メジャー通算は25試合で0勝2敗、防御率6・75をマークしている。

 高田GMは「先発も中継ぎもよく頑張っているが、疲れが出ている」と説明。中継ぎとして起用する方針という。

 
 

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