横浜DeNAは27日、生え抜きで25年間プレーし、昨季限りで現役を引退した三浦大輔氏(43)が球団のスペシャルアドバイザーに就任したと発表した。地元での野球の普及活動や海外視察などに携わる予定。横浜市中区の球団事務所で会見した三浦氏は「チームと一緒に街や野球を盛り上げていきたい」と笑顔で意気込んだ。
会見に同席した岡村信悟社長によると、子どもたちに野球の魅力を伝える活動のほか、球団が進める関内エリアを中心としたスポーツによる地域振興や、米大リーグの球場視察などに従事する。戦力補強などの編成業務には関わらない。
岡村社長は「新しい関係を築きながら横浜の未来を考えていきたい」と期待。新しい名刺や特注の社員証を渡された三浦氏は「メジャーでの選手とコーチのコミュニケーションの仕方、チームと地域との関わり方など、スポーツだけではなく、文化的なものも含めて見てみたい」と抱負を口にした。