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後藤「最短で復帰を」 松坂世代の意地、体現へ

ベイスターズ | 神奈川新聞 | 2016年2月11日(木) 02:00

打撃練習に取り組む横浜DeNAの後藤=沖縄・嘉手納町スポーツドーム
打撃練習に取り組む横浜DeNAの後藤=沖縄・嘉手納町スポーツドーム

 「松坂世代、終わらせねーぞ」。プロ14年目の後藤が熱き思いを胸にバットを振っている。2軍で調整中の35歳は現在別メニュー調整が続いているが、横浜高のチームメートの松坂(ソフトバンク)や昨季復活した館山(ヤクルト)の存在を励みに決して後ろは振り向かない。

 2軍キャンプ第2クール初日の7日。後藤の脳裏に悪夢がよぎった。

 練習中に右太もも裏を痛め、全体練習を離脱。昨年も同じ7日に左太もも裏を肉離れしていた。両足にテーピングを巻くなど細心の注意を払っていただけに、「慎重にやっていて同じ事を繰り返す。バカだよな」と落ち込みそうになったが、「バットを振れることは振れる。最短で復帰を目指す」と目標を立てた。

 10日の練習ではマシンを相手に30分近く打ち込んだ。両足を地面につけながら、手首の返しや体重移動を意識。「きれいに回転できている。いい感じ」。ウエートトレーニングで上半身を鍛えるなど、できる限りのことを全力で取り組む。

 昨季は打率2割6厘。得点圏打率も2014年の3割8分3厘から2割8厘と大きく落とした。今季加入した白根ら代打の切り札のポジションを脅かす存在が増えていることも実感しつつ、「まだまだ老けこんではいられない。若い選手には負けない」。

 日大藤沢高時代から知る館山とは無料通信アプリ「LINE」で連絡を取り合う間柄。右肘の3度の手術を乗り越えた館山の復活劇は自分のことのようにうれしかった。

 昭和55年生まれの背番号55は、「誰かが成績を残せば、誰かの支えになる」。自分だってそうなりたい。その一振りでチームに、同学年の仲間たちにまだまだ力を与える。

 
 

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