
セ・リーグ単独首位を維持するも、横浜DeNAは交流戦で2カード連続負け越しと苦しんでいる。2日から本拠地で迎え撃つのはソフトバンクと西武の打撃好調の両チーム。投手陣が再び上昇気流に乗せられるか。
ともに本塁打は49本でパ・リーグトップのソフトバンクと西武。特に怖いのが交流戦4勝2敗で首位タイを走るソフトバンクだ。打率はリーグトップの2割6分8厘。中軸には3割5分7厘の柳田、3割1分の内川、3割2分2厘の李大浩の強打者が並ぶ。
強力打線と立ち向かわなくてはならない横浜DeNA投手陣は交流戦に入って防御率4点台と失速気味だ。オリックス、ロッテ戦の6試合で30失点と積極的なパの打線に打ち込まれ、うち5試合で三回までに失点している。
1戦目で先発予定の久保は「パの打者は思い切りが良く、一発で仕留めてくる」と分析。2戦目で史上最年長での開幕4戦4連勝に挑む三浦も「打たれてもホームベースを踏ませないようにしないと」と話す。いずれもかわす投球が身上なだけに警戒を怠らない。
ただ、懸念だけではない。須田に代わって合流予定のモスコーソを3戦目にぶつける構えで、古巣との対戦になる篠原投手コーチは「球の質は良いと聞いている。ソフトバンクには力で押せる投手がかみ合うと思う」と期待する。
ソフトバンクとのこれまでの対戦成績は14勝29敗1分けと圧倒的に分が悪いが、昨季は2勝2敗の五分。もう昔の弱さはない。柔と剛の投手陣で強打の鷹を撃ち落とす。