セ、パ両リーグは8日、3、4月の月間最優秀選手(月間MVP)を発表し、セは新人の高木勇投手(巨人)と梶谷外野手(横浜DeNA)、パは大谷投手(日本ハム)と秋山外野手(西武)がいずれも初めて受賞した。全4選手が初受賞は昨年の3、4月以来。
9年目の梶谷はいずれもリーグ1位の打率3割3分3厘、10盗塁をマークした。
28試合のうち無安打に終わったのはわずか5試合。打率3割3分3厘、10盗塁だけでなく、39安打、二塁打13本もリーグトップだ。梶谷は開幕から全速力でダイヤモンドを駆け抜けている。「3割を目標にしていたのでイメージ以上」。9年目での初の栄誉に自然と声も弾む。
ただ、本人が最も意識しているのが足。「こだわっているのは盗塁。タイトルを取りたい」と2年連続の盗塁王に意欲を燃やす。後ろには好調の筒香が控えるが「お互い好きに走って好きに打とうと言っているけど、あんまり迷惑をかけないように早いカウントで走りたい」と笑わせた。
チームは単独首位と好調だ。「今季はクライマックスシリーズ以上の成績を狙えると思うし、個人的にもこれで終わらず常に力になりたい」。まだまだ走り続ける。