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肺炎でWリーグ途中帰国
熊原健人、逆襲の2年目へ 横浜DeNA

ベイスターズ | 神奈川新聞 | 2016年12月17日(土) 02:00

来シーズンの巻き返しを誓う横浜DeNA・熊原=横須賀市長浦町のベイスターズ総合グラウンド
来シーズンの巻き返しを誓う横浜DeNA・熊原=横須賀市長浦町のベイスターズ総合グラウンド

 横浜DeNAの熊原健人投手(23)が2年目の来季に向けて、ようやく走り始めた。11月下旬から、NPBイースタン選抜のメンバーとして台湾でのウインターリーグに参加していたが、肺炎のため仲間よりも一足早く帰国。一時は7キロも体重が落ちたという熊原は「終わったことはしょうがない。まずはコンディションを良い状態に戻したい」と巻き返しを期している。

 横須賀市のベイスターズ総合グラウンドでルーキー熊原は今、ランニングを中心としたメニューで汗を流している。

 突然の高熱が襲ったのは台湾でプレーし始めて1週間を過ぎたころだったという。39・5度の発熱のために現地の病院で診察を受けると、肺炎と診断されて即入院、その後帰国の途に就いた。

 ウインターリーグではわずか3試合の出場に終わった。ラスト登板となった今月3日のNPBウエスタン選抜戦では5回を2安打8四球、5失点と乱調。決め球の変化球の精度やフィールディングなど、11月の秋季キャンプで磨いた成果を台湾での実戦で試したかったというが、「何しに行ったんだよ」と、悔しさしか残らなかった。

 ドラフト2位で期待されたルーキーイヤーは3月に右脇腹を痛め、デビュー戦は5月までずれ込んだ。7月20日のヤクルト戦では5回2失点でプロ初勝利を飾ったものの、同28日の中日戦は2回を7失点でKO。1勝1敗、防御率4・97にとどまり、同1位で8勝をマークした同期今永に差をつけられた1年だった。

 シーズン終了後には同学年の渡辺が戦力外通告を受け、プロの世界の厳しさを肌で感じた。「この世界、自分だって結果を出さないとクビになる」。2シーズン目への逆襲を誓った。

 
 

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