井納が最初で最後のオープン戦に登板し、6回3安打無失点。11日の欧州代表戦でも2回無失点と好投した日本代表右腕は開幕に向けて準備万端のようだ。
相手が同一リーグの阪神とあってシーズンを見越して投球。「1巡目はテンポ良くリズムをつくり、2巡目は内角主体にやっていこうと思った」という。三回無死一塁で梅野を併殺打に切り、五回にはマートンからフォークボールで空振り三振を奪った。「フォークボールを決め球として投げられたし、併殺も取りたいカウントで取れた」と手応えは上々だ。
昨季対戦打率4割と苦手にした鳥谷も無安打1四球に封じた。背番号15は「鳥谷さんたちはシーズンに入ったら必ず変わる。これに近い形で抑えられる投球をしていきたい」と緩みがなかった。
【神奈川新聞】