野球の日本代表の強化試合(10、11日・東京ドーム)のメンバーに選出されている横浜DeNAの筒香と井納が7日、大和スタジアムで行われたイースタン・リーグ春季教育リーグの巨人戦に出場した。
「4番・左翼」でスタメン出場した筒香は一回に左犠飛を放ち、先発した井納は5回を2安打1失点に抑え、ともに存在感を示した。2人は8日に日本代表に合流する。
欧州代表との強化試合を控える「侍ジャパン」の2人の存在感はやはり別格だった。
日本代表の小久保監督から「5番」での起用を明言された筒香がまずは魅せた。2点を先制し、なお無死三塁の一回。2球で追い込まれたが「外野フライでオーケーというイメージを持っていた」というスラッガーは3球目をきっちり左翼フェンス際まで運び、犠飛で三走を悠々と本塁に迎え入れた。安打こそなかったものの「感覚は悪くない。このまま継続していきたい」と納得顔だ。
一方、先発の井納は5回2安打1失点。右打者の内角を突くスライダーを試すなど、自身の課題と積極的に向き合った。5イニングで58球とテンポも良く、「打たれたボールは全部甘く中に入ったもの。次の課題としてつぶしたい」と精進を欠かさない。
試合後は一時チームを離脱する2人に仲間から拍手が送られた。筒香は「チームの代表として良い結果を残してきたい」と張り切り、井納は「国と国との対決。緊張感あるマウンドをしっかり味わってきたい」と意気込んだ。