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2015春季キャンプ:2軍スタートの後藤 松坂との対戦夢見て

ベイスターズ | 神奈川新聞 | 2015年2月24日(火) 13:23

捻挫した右足首をかばいながらティー打撃に励む横浜DeNAの後藤=沖縄・嘉手納町スポーツドーム
捻挫した右足首をかばいながらティー打撃に励む横浜DeNAの後藤=沖縄・嘉手納町スポーツドーム

プロ13年目の後藤が、けがで苦しんでいる。開幕を1カ月前に控えても調整のペースが上がらないが、34歳のベテランは「どうあがいても仕方がない。ここが踏ん張りどころ」。日本球界に復帰した盟友の存在も励みに、懸命のリハビリに取り組んでいる。

23日、嘉手納での2軍練習。ウオーミングアップする一群の中に後藤の姿はなく、一人離れて体幹トレーニングなどを黙々とこなしていた。

キャンプ序盤に左太もも裏の肉離れを発症。全体練習に復帰した22日には右足首を捻挫した。

「立場的に一年一年が勝負。(復帰直後に)もう一回けがしたショックは大きい」

それでも、横浜高時代のチームメートで、米大リーグから復帰した松坂(ソフトバンク)との対戦を夢見て、前だけを見据える。

「永遠のスーパースター。その差は縮まらないと思うけど、確かめられるいい機会。僕も少しくらいは成長している」。2人の原点である横浜スタジアムでの対戦(ソフトバンク戦)は6月2、3、4日。万全な状態で迎えるためにも、下を向いてなどいられない。

昨シーズンは打率2割8分3厘。代打に限れば、29打数11安打、9打点と存在感を示した。後藤は今季も、一振りに懸ける覚悟だ。焦りがないと言えばうそになるが「けがをするか、しないかのはざまで練習をしてかないと僕らは生きていけない」。第一線で戦い続けてきた誇りも胸に、ギリギリの戦いを続ける。

【神奈川新聞】

 
 

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