横浜DeNAの国吉佑樹投手(23)と内村賢介内野手(28)が2日、横浜市中区の球団事務所で契約更改交渉に臨んだ。国吉は1200万円増の2700万円で、内村は700万円減の2800万円でサインした。
国吉は今季、先発と中継ぎ、終盤には抑えを任されて49試合に登板。2勝3敗2セーブ14ホールド、防御率3・47をマークした。内村は4試合の出場にとどまった。
(金額は推定)
■国吉守護神に名乗り 来季6年目を迎える国吉が、新守護神に名乗りを上げた。「一つしかないポジション。三上さんと競ってつかみ取りたい」。21セーブを挙げたルーキーに挑戦状をたたきつけた。
今季は中盤に中継ぎへの転向を余儀なくされたが「どうコンディションを整えてゲームに入っていけばいいか分からなかった」と国吉。ベテラン林にアドバイスを求めるなど試行錯誤し「シーズン後半に自分の投球ができるようになった」と振り返る。
150キロ超の直球を武器に、チーム4位の14ホールドをマーク。最終盤には不調の三上に代わって抑えを託され、9月25日の阪神戦(横浜)でプロ初セーブを挙げた。
来季は新外国人がクローザーを務める可能性もあるが、国吉は一歩も引かない構えだ。「速球で空振りが取れる。この選手が出てきたら負けだと思われるようになって初めてクローザーという肩書が付く」と理想を思い描く。オフには加賀や大田らとタイで自主トレーニングに励む。
3月にタレントの桐山紗知さん(23)と結婚。23歳の豪腕は「今季49試合を投げられたのもサポートのおかげ。来季は60試合が目標。結婚して良くなったと言われたい」と飛躍を誓った。
【神奈川新聞】