
横浜DeNAは11日、ドラフト2位指名した法大の石田健大投手(21)=180センチ、83キロ、左投げ左打ち=と横浜市内のホテルで入団交渉を行い、契約金7500万円、年俸1200万円で入団が決まった。
150キロ前後の直球が持ち味で、即戦力左腕として期待される石田は「(三嶋や三上ら法大の)先輩たちを超える活躍をしたい」と抱負を述べた。
(金額は推定)
◆期待の左腕 「先輩 いつか超えたい」
夜景が輝くホテルの最上階で、プロへの一歩を踏み出した。「ほっとしている。先輩たちを超える活躍をしたい」。仮契約のサインを終えた法大の石田は緊張した面持ちを見せながらも、強気に目標を掲げた。
最速150キロの直球だけでなく、変化球も多彩だ。河原スカウトは「左打者にスライダー、右にはチェンジアップも使える」と評価。先発左腕が駒不足だった今季のチーム事情を踏まえ「活躍のチャンスだし、2桁は勝ってほしい」と大きな期待を寄せる。
法大では1年秋から先発を担い、2年秋にはリーグ優勝にも貢献。通算19勝を挙げているが、ことしの秋季リーグは1勝6敗、防御率は4・12と苦しみ、チームも5位に沈んだ。だからこそ慢心はなく、「悪いところを修正する。(春季キャンプまで)野球中心の生活をしていきたい」と気を引き締めている。
チームには三嶋や三上ら、法大出身の先輩が4人も在籍。「先輩がたくさんいて(気が)楽な部分もあり、学ぶこともたくさんある」と謙虚な姿勢を見せつつも、闘争心もしっかりのぞかせた。「三嶋さんや三上さんに負けたくないし、いつか超えたい」
【神奈川新聞】