
セ、パ両リーグは5日、8月の月間最優秀選手(月間MVP)を発表し、セは三浦投手(横浜DeNA)と山田内野手(ヤクルト)、パは金子投手(オリックス)と松井稼内野手(楽天)が選ばれた。山田は4年目で初受賞となった。
40歳の三浦は4試合に登板して1完投を含む3勝0敗だった。石川(ヤクルト)が4勝を挙げたが、防御率1・20とリーグ唯一の1点台が評価されて7年ぶり4度目の受賞となった。
山田は打率3割7分3厘、6本塁打、20打点で1番打者としてリーグトップの月間41安打をマークした。
金子は4試合で3勝1敗、リーグトップの防御率1・55で3年ぶり5度目の受賞。松井稼はリーグ最高の打率3割8分をマークして3年ぶり6度目の受賞となった。
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7年ぶりの月間MVPに輝いた三浦は「だいぶ昔のことだから…久しぶりに取れてうれしい」とはにかんだ。
4試合に登板して3勝0敗、防御率1・20。抜群の安定感で4位浮上の原動力となった。今季は2度2軍降格したが「待っているファンがいると思えば頑張れた。心が折れることも、目標を見失うこともなかった」と雌伏の時を振り返った。
5月の井納、6月の山口に続く球団3人目の受賞は、大洋時代を含めて初の快挙。「ずっと『投手が、投手が』と言われていたチームが変わってきている」と実感している。
くしくも5日、49歳の山本昌が阪神戦で先発する。12月に41歳になる背番号18は「(山本昌が)切り開いてきた道を僕らも進んでいきたい」と後に続く決意を口にした。
【神奈川新聞】