横浜DeNAの筒香嘉智外野手(25)が1日、横浜市中区の球団事務所で契約更改交渉に臨み、3倍増となる2億円アップの年俸3億円でサインした。球団の日本人野手として、2009、10年シーズンの村田(現巨人)の年俸2億6千万円を抜いて歴代最高額となった。
プロ7年目の今季は133試合で44本塁打、110打点でセ・リーグで2冠に輝いたほか、打率も3割2分2厘(リーグ3位)と打撃3部門で自己最高を更新。チームを初のクライマックスシリーズ(CS)出場に導いた。主将としても選手だけのミーティングを呼び掛けるなど、グラウンド内外の貢献度も高く評価された。筒香は「本当に、ありがたいこと。来年は子どもたちに夢を与える。キャプテンとして優勝に導くような活躍をしないといけない」と笑顔で抱負を語った。
ハマの顔に
名実ともに横浜の顔となった。今シーズン、セ・リーグ2冠王の筒香が球団の日本人野手として、初の3億円プレーヤーに上り詰めた。
高卒8年目を迎えるシーズンでの大台到達は、松井(当時巨人)、松坂(当時西武)ら超一流選手に肩を並べる快挙。「本当にありえないくらいの額に上げていただき感謝している」と屈託なく笑った。