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【フルマーク】グリエルが会心の一撃/ヤクルト戦から

ベイスターズ | 神奈川新聞 | 2014年7月13日(日) 03:00

3回横浜DeNA1死、グリエルが中越えに本塁打を放つ=神宮(共同)
3回横浜DeNA1死、グリエルが中越えに本塁打を放つ=神宮(共同)

◇打線徹底 宿敵を攻略

「上位を目指すためには破らなければいけない壁」。開幕戦で惨敗を喫していた昨季新人王、ヤクルトの小川の復帰戦。昨季から3連敗中の宿敵に土をつけようと、中畑監督をはじめ、横浜打線は燃えていた。

これまで散々苦しめられたフォークボールに対してバットが止まる。「低めはすべて捨てるつもりで、ベルトの高さに的を絞った」。進藤打撃コーチ兼作戦担当が言うベンチの策を、この夜は徹底していた。

二回。後藤が高めの変化球を指示通り逃さず、先制の二塁打で先陣を切る。ボール球を冷静に見極めて相手エースに多く投げさせ、球数が90球に乗った五回には、筒香が5-0とする2ランでとどめを刺した。

「今季は一度も逆方向に打ててなかったから良かった」。自己最多の11本目に若き4番が顔をほころばせた。

グリエルの存在も光った。飛行機恐怖症から沖縄遠征を見送ったが、10日に両親と婚約者のリアネットさん(25)らが来日。「家族が観戦に来ているので頑張った」という11日に3安打をマークし、この日は5号ソロを含む2安打を放った。「(本塁打は)外角をしっかり捉えられた。沖縄に行けなかったのは残念だけど、コンディションをしっかり整えられた」という。

難敵をついに打ち崩し、これで3連勝。夏到来とともに打線もいよいよ本格化する。

【神奈川新聞】

 
 

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