横浜DeNAは19日、鹿児島・奄美大島で行われた秋季キャンプを打ち上げた。ラミレス監督は羽田空港で取材に応じ「いろいろなことをやった。去年に比べてやらなければいけないテーマが明確で、それにフォーカスできた。完成度、出来は80パーセントくらい」と手応えを口にした。
キャンプには30選手が参加。スローガンは昨年と同じく当たり前のことを当たり前にこなす「凡事徹底」を掲げ、バント練習を繰り返して行ったほか、走り込みなどで基礎体力を磨く濃密なメニューをこなした。
毎年恒例となった首脳陣の投票によるMVPは投手陣が三嶋、野手陣は嶺井が選ばれた。ともに練習での姿勢が評価され、特に三嶋は打撃練習で投手役を務め、ボールの切れをコーチ陣から高く評価されたという。
「三嶋はよく練習してくれた。シーズン後半の好調さをそのままキャンプにつなげてくれた」と指揮官。広島とのクライマックスシリーズファイナルステージ第2戦で五回途中2失点と試合をつくった右腕に「この勢いを(来春のキャンプの)沖縄までつなげて(来季の先発)ローテーションをつかんでほしい」と期待を寄せていた。