
横浜DeNAの中畑清監督(59)が23日、東京国際フォーラム(東京都千代田区)で開かれた「ふくしま大交流フェア」のトークイベントに出演した。福島県出身の中畑監督は東日本大震災からの復興の途上にある故郷に対して「野球を通じて福島の人たちを元気にしたい」とエールを送った。
トークイベントには福島県の佐藤雄平知事も参加し、ともに福島の農産物の安全性などをアピール。前日22日にも被災者の激励のために同県南相馬市を訪れていたという中畑監督は「復興はみんなの力と心が一つにならないとできない。それは野球も同じ」と訴えた。
佐藤知事は中畑監督の姿を模した福島特産の白河だるまをプレゼント。受け取った中畑監督は「福島の現状を風化させないためにも、これからも発信力のある人間が活動を続けなければいけない。国の行政も動かしたい。そのためなら何でもしたい」と強い意欲を見せていた。
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