ベイスターズの野球教室「キッズベースボールフェスティバル」が24日、横浜市内の全18区で開かれ、県内の少年野球チームから児童約3千人が参加した。ベイスターズの主力選手やコーチ約60人が講師を務め、未来の“プロ選手”たちと交流を深めた。
メイン会場となった横浜スタジアムには、主砲筒香や今季チーム最多の11勝を挙げたルーキー東らが登場。筒香が力強いスイングで柵越えを放つと、子どもたちから大歓声が沸き起こった。
東は投球練習する小さなピッチャーたちを、静かに見守った。「自分からアドバイスして、もし合ってないものを教えられても子どもはやってしまう。自分からは言わないで聞かれたら答えるようにしました」
自身も小学生の頃、地元・三重で開かれた野球教室に中日OBの今中慎二さんが来て、その体の大きさに衝撃を受けたという。子どもたちと触れ合ったサウスポーは「童心に返って面白かった」と振り返り、「好きな野球でどんな困難があっても、逃げずに大きな目標を持って頑張って」とエールを送っていた。
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球界でも最大規模という野球教室は今回も盛況に終わったが、野球振興に熱き思いを抱く日本の主砲筒香はイベント終了後、「教室のやり方が子どもたちのためになっているのか、皆で考えないといけない」と持論を展開した。