横浜DeNAは7日、ドラフト8位指名したJR東日本の進藤拓也投手(24)=186センチ、90キロ、右投げ右打ち=と東京都内のホテルで入団交渉し、契約金2700万円、年俸750万円で仮契約を結んだ。
横浜商大時代から慣れ親しむ横浜スタジアムに凱旋(がいせん)する進藤は「大学時代は(通算3勝と)いいピッチングができなかった。成長した姿を見せたい」と目を輝かせた。
右サイドからの最速153キロを武器とする進藤は、リリーフとして期待されている。吉田スカウト部長は「三上よりも球の力はある。力でねじ伏せる投手になってほしい」と願い、進藤も「真っすぐの強さをアピールしたい」と応じた。
ドラフト会議の後、今月3日に地元秋田の実家に戻ると、西仙北高時代のチームメートら20人が祝福してくれたという。「ドラフトの順位は低いけれど、ここぞという所で抑えられる投手になる」と進藤。大きな背中を押してくれた故郷のエールを力に変えていく。