神宮球場で29日に予定されていたヤクルト-横浜DeNA23回戦は雨天中止となった。先発予定だった平良はスライドせず、30日のヤクルト戦(神宮)は石田が先発予定。台風24号の接近で2日連続の中止も見込まれており、ラミレス監督は「平良と石田については今後の登板予定も考えないといけない」と話した。
室内で行われた練習には高卒2年目の京山が合流。21日の中日戦で8回2/3を1失点に抑えた右腕に、石田、ルーキー東、大卒2年目の浜口といったフレッシュな顔ぶれで最終盤を戦っていく。
成長著しい若手投手陣をけん引する1人が、23歳の平良だ。課題の立ち上がりを克服し、今月は3戦全勝をマーク。東とともに9、10月の月間MVP候補に挙がる。
「この大事な時期に投げさせてもらえることが幸せ」と意気に感じる右サイドスローに、篠原投手コーチは「打たれてもマウンドで動じなくなった」と成長を実感している。
この日、巨人が敗れたため、同率3位に浮上した。残り7試合。ラミレス監督は「日程によっては先発投手を中継ぎに回すこともあり得る」と総力戦を強調する。過去の実績ではなく、状態を重視する首脳陣の期待に若手たちが応えられれば、クライマックスシリーズ(CS)進出の道も切り開ける。