「状況 乗り越えよう」
セ、パ交流戦の中止が決まった17日、横浜DeNAの山崎康晃投手(27)がテレビ会議システムを通じて取材に応じ、「楽しみにしていたので残念だけど、僕らがコントロールできることじゃない。しっかり調整したい」と受け止めた。
パ・リーグ6球団との交流戦計18試合がなくなり、レギュラーシーズンのさらなる短縮も予想される。それでも山崎は時折笑顔を見せながら、「明るい野球界のためにも苦しい状況を乗り越えましょう」とモニター越しにファンへメッセージを送った。
相次ぐ開幕延期にも「プロなのでいつ開幕してもいいように調整している」と気持ちを切らすことはない。自宅では過去の試合映像を振り返り、体幹トレーニングなどに励んでいるという。
この日は横浜スタジアムを訪れ、練習試合があった3月末以来のブルペン入り。捕手を座らせて22球を投じた。今後も週2、3日のペースで自主練習に取り組む予定で、「試合と同じ緊張感で投げていく。一日でも早く開幕して、皆さんにパワーをもらえる日が来るよう願っています」と語った。
12球団代表者会議では、5月中の開幕を断念することも決まった。三原一晃球団代表は「2005年から続いてきた交流戦が中止になるのは残念。引き続き開幕に向けて協議を継続していきます」とのコメントを発表した。