前半戦締めくくりの9連戦へ-。借金5で5位のベイスターズは先発ローテーションを再編し、Aクラス(3位以上)浮上を図る。2日の投手練習に2軍からウィーランドが合流。また、チーム関係者によると同日に2軍落ちした浜口に代わり、井納が昇格する方針となった。
炎天下のハマスタで助っ人2人が笑顔で汗を流した。9連戦の先陣を切るバリオスは、前回登板で6回2安打1失点の好投を披露。練習後の右腕は「暑いのは好きさ。自分の国(ベネズエラ)もそうだから。試合を重ねていく中で球速も出るようになってきた」との冗舌ぶりで、状態の良さをうかがわせた。
一方、来日2年目のウィーランドは「この暑さに慣れることはないね」と苦笑い。先月17日には腰の違和感により2軍落ちしたが「状態は全く問題ないよ」と話す通り、2軍での調整登板は2試合で計8回1失点。この日はルーティンという下半身、体幹のトレーニングを長めにこなし、球場を後にした。
3日から始まる巨人3連戦はバリオス、ウィーランド、今永、6日からの阪神3連戦は石田、東に続き、1日の2軍日本ハム戦でノーヒットノーランを達成した井納が先発する見通しだ。篠原投手コーチは「この連戦でもう一度、先発陣には競い合いってほしい」と期待を込めた。