横浜DeNAの石田健大投手(27)は開幕までの空白期間を生かして、体と頭脳を鍛え直している。5日は横浜スタジアムで遠投やバイクトレーニングに汗を流し、「シーズン中にはできないくらい追い込めている」。外国人選手とコミュニケーションを図るため、余暇を英語学習に充てるなど意欲的だ。
当初開幕3戦目だった3月22日の巨人戦は2回3失点。「もっと腕を振らなきゃいけない」と反省を口にしたが、開幕ローテーション入りへ順調に歩を進めてきた。
「もう6年目。いろんな経験と知恵がついた。それを生かした1年にしたい」と投手陣の屋台骨を支える覚悟だ。木塚投手コーチも「うちは『左腕長男坊』がしっかりしている。こちらが皆にあれこれ言わなくても済む」と信頼を寄せる。