交流戦3連敗中と元気のないベイスターズに、若きエース候補が戻ってくる。5日から横浜スタジアムで行われる西武との3連戦で、京山が先発マウンドに復帰予定。昨季勝率8割超のウィーランド、新人ながらエース級の活躍を見せる東とともにパ・リーグ首位の強力打線に立ち向かう高卒2年目右腕は、「チームが勝てるようにテンポ良く投げていきたい」と意気込む。
「気持ちで負けない」
今季1軍デビューを果たした京山は、開幕3戦目のヤクルト戦で好投し、自身のプロ初勝利とともにチームの今季初白星を呼び込んだ。防御率5・53ながら打線の援護を受ける「勝ち運」にも恵まれ、東と並びチーム最多タイの4勝をマークしている。
5月14日に登録抹消された京山は「疲れがあって直球の質が悪くなっていました」と振り返る。2軍でフォームを修正し、同26日の日本ハム戦では6回2失点と復活をアピール。シーズン序盤の直球に戻った手応えをつかんだ。
6月6日の2戦目の先発が見込まれる19歳は「西武はすごく強いイメージはあるが、気持ちでは絶対に負けない」とチーム最多の5勝目を狙う。
カード初戦を任されるウィーランドも2戦連続で勝利投手となるなど上り調子。「西武は1番から9番まで隙がないチームで自分のテストにもなる。チームにいい流れを持って来られるように投げたい」と自信を見せている。