激闘から一夜明けた横浜DeNAは11日、クライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージの舞台、マツダスタジアムでモスコーソ、三嶋、石田の先発投手陣と下園が1時間半ほど体を動かした。
今季19・5ゲーム差を離されたリーグ王者との大事な初陣を託されるモスコーソは、今季限りで引退する三浦と強めのキャッチボールなどで最終確認。「大きな試合だ。何も恐れることなく僕たちは強いと信じて最後まで戦いたい」と誓った。
2戦目が予想される三嶋は今季対広島戦では0勝1敗ながら、防御率1・38と安定感を誇る。今季は4試合で1勝にとどまった右腕は「シーズン中は力になれなかった。挽回したいし、自信を持って投げたい。ビジターは大好きなのですごく楽しみ」と決意を込めた。
CSファーストステージの先発防御率は2・79と勝利を引き寄せた要因となった。「巨人戦のように0点に抑えるとはいかないと思う。みんなで一つのアウトを取っていくイメージで戦いたい」と篠原投手コーチ。総力戦で強力打線を封じる。
◆日本シリーズ見据える三浦
今季限りで現役を引退する三浦は兼任するコーチとしてマツダスタジアムでの投手練習を見守った。
背番号18のユニホームを着られる時間が長くなり「うれしかった。みんなのおかげ」と、しみじみと喜んだ。広島は強敵だが「そのまま(の勢い)でいけばいい。力を合わせてやるだけ」と日本シリーズ進出を見据えた。