

横浜DeNAのドラフト1位左腕、東克樹投手(22)=立命大=が13日、横須賀市長浦町のベイスターズ総合グラウンドで初めてブルペンに入った。捕手を立たせて30球を投げ、「感触はいい」と順調な調整ぶりをアピールした。
地元・三重で自主トレーニングをしていた元日以来のブルペン入り。ゆったりしたフォームから快速球を投げ込んだ。「納得いかない球もあったけど、ボールにスピンがかかっていいときもあった。久しぶりにしては悪くない」とうなずいた。ボールを受けた定岡ブルペン捕手からも「力強い球が来ている」と高評価を得たという。
チームには今永、浜口、石田と球界屈指の好左腕がそろうが、「他の左ピッチャーに抜き出たところをアピールできたらいい」と力強い。30日まで行われる新人合同自主トレーニングで、持ち味である球威と制球力を高めて2月からのキャンプに臨む。
普段はあまり投げ込みをしないタイプという即戦力左腕に、焦る様子はない。「本番はキャンプじゃない。けがをしないように、自分のペースでやれたらいい」と、あくまでシーズン開幕を見据えている。
斎藤も30球投げ込み
ドラフト4位の右腕斎藤(JX-ENEOS)も初のブルペン入り。捕手を立たせて30球、全球ストレートの力強いボールはたびたびミットを押し込んだ。

高めに抜けるボールもあり「状態は7割。(ブルペン脇で見守る)ファンの目を気にして力んじゃいました」と苦笑い。ENEOSの先輩、三上から受けた「2月までは飛ばさないほうがいい」との助言を生かし、「力みすぎずアピールしたい。声は出しすぎくらいがいいので、声出しは全力でいく」と意気込んだ。