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雪辱へ井納8500万円 白星増やし大舞台に

ベイスターズ | 神奈川新聞 | 2017年12月2日(土) 02:00

増額に来季の成績アップを誓う横浜DeNA・井納=横浜市中区の球団事務所
増額に来季の成績アップを誓う横浜DeNA・井納=横浜市中区の球団事務所

 横浜DeNAの井納翔一投手(31)、戸柱恭孝捕手(27)が1日、横浜市中区の球団事務所で契約更改交渉に臨んだ。

 今シーズンは25試合で6勝10敗、防御率3.84だった井納は1300万円増の年俸8500万円で更改。112試合で9本塁打、52打点をマークした戸柱は1800万円増の3800万円でサインした。

 そのほかの契約更改は次の通り。

 ▽須田幸太投手 3600万円(800万円減)▽藤岡好明投手 1050万円(150万円減)▽荒波翔外野手 3千万円(300万円減)

 25試合で6勝10敗。クライマックスシリーズ(CS)では好投して勝負強さを印象付けたが、先発ローテションを担う本格派右腕としての成績は物足りなかった。それでも増額を勝ち取った井納は「見えない部分、数字に表れない部分も評価してもらった」と満足げだった。

 今季は球界のエース菅野(巨人)と4度も投げ合うなど、主戦級と対峙(たいじ)することが多く、勝ち星に恵まれなかった。規定投球回到達はプロ5年目で3度目。チームトップの152回1/3という投球イニング数も評価された。

 ただ、シーズンを通じて勝ち越したことは1度しかなく、球団幹部からは「勝ち数と負け数をどうにか逆に」と要望されたという。「今年は回の途中で走者を残したまま代えられることが多かった。来年はなくさないといけない」

 そのために、このオフは各球種のレベルアップを図りたいという。「ストレートの切れ、回転数を求めたい」。さらにフォークボールだけでなくスライダーも決め球としての精度を磨く。

 「より長い回を投げて防御率を良くすれば勝ちにつながる」。第1戦を任されて五回途中7失点でノックアウトされた日本シリーズの舞台にまた立つことを強く願う。

 「CSは慣れてきたけど、日本シリーズはCS以上の緊張感にのまれた。必ずリベンジしたい」。その機会を自らの手でつかみ取る。

戸柱 倍増3800万円

不動の要へ覚悟
 ほぼ倍増の高評価に、2年目の戸柱は「すごく評価をしていただいた。うれしいです」と頬を緩めた。

 9本塁打、52打点をマークした打撃面が好材料だった。年間50打点に到達したベイスターズの捕手は、2001年の谷繁元信氏までさかのぼる。この日、高田繁ゼネラルマネジャーから「打率をもっと上げろ。2割5分を超えろ」と叱咤(しった)されたのも、期待が大きいからだろう。


倍近くの年俸増に気持ちを引き締める横浜DeNA・戸柱
倍近くの年俸増に気持ちを引き締める横浜DeNA・戸柱

 出場112試合はルーキーだった昨季から12試合減。打撃不振と防御率の悪化が嶺井の台頭とも重なり、巨人との3位争いが熾烈(しれつ)だった9月のスタメンマスク7試合は、11試合の嶺井に及ばなかった。

 だから満足はしていない。「シーズンの中盤から失速してしまった。来年は必ずメインで試合に出ることが目標。全てを磨いて実力で勝ち取りたい」。一歩ずつ着実に。誰もが認める正捕手の座に上り詰める覚悟だ。

一からまたやり直す


 須田の話 (登板数が昨季の62から23に減り) シーズンが開幕してすぐに打たれて、そこからかみ合わなくなって。スタートから全てがずれてしまった。また一からやり直していく。
新しい自分をつくる

 藤岡の話 (登板6試合にとどまり)うまくいかず心が折れそうになったり、野球が面白いと感じられないシーズンだった。来年もチャンスを頂いたので新しい自分をつくり上げたい。
結果残していきたい

 荒波の話 (主に代打、守備固めとして47試合に出場)来年こそはスタートから試合に出たい。与えられたところで結果を残していきたい。(先月入籍し)もう一人じゃない。しっかりやらないと。
(金額は推定)

 
 

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