
横浜DeNAのファン感謝イベント「ファンフェスティバル」が25日、横須賀スタジアムのある追浜公園内で行われた。1万8962人のファンが集い、19年ぶりの日本シリーズ出場を果たしたナインらと交流を深めた。
各選手のサイン会に始まり、スタジアム内ではナインによるトークショーのほか、ベテラン田中浩やムードメーカー桑原らがお笑い芸人の物まねに挑戦。1988年に本塁打、打点の2冠に輝いたカルロス・ポンセ氏も現役時代のあだ名にちなんだ「マリオ」に扮(ふん)して登場するなど、ファンの笑いを誘った。
今季はクライマックスシリーズで阪神、広島を下して98年以来の日本シリーズに進出。ソフトバンクとの同シリーズは2勝4敗で敗れた。イベントの締めくくりに主将筒香が「日本シリーズには出られたけど、シーズンは3位。来季は必ずリーグ優勝して日本一を勝ち取れるように頑張ります」と宣言。ファンが大きな拍手で応えた。
横須賀市の会社員(32)は梶谷のサインを手にして満足そう。同公園内に移設される2軍の練習施設も2019年3月から使用開始の予定で、「チームがここに根付いて地元が盛り上がってくれたらうれしい」と期待を込めた。
昨年までの会場だった横浜スタジアムが20年の東京五輪へ向けて改修中のため場所を移したが、開場の数時間前から長蛇の列ができる盛況ぶり。最寄り駅の京急線追浜駅前には交通規制が敷かれ、京浜急行電鉄は同駅に快特列車を停車させる臨時ダイヤを組むなど対応に追われた。



