
4日のプロ野球・日本シリーズ第6戦で敗れ、惜しくも19年ぶりの日本一に届かなかった横浜DeNAベイスターズ。躍進を支えた主将の筒香嘉智選手(25)の奮闘ぶりを、高校時代の恩師である渡辺元智・横浜高前監督(72)は「キャプテンとして何としてでもやってやろうとした結果」とたたえ、ねぎらいの言葉をかけた。
延長十一回、サヨナラ負け。筒香選手は最終戦で無安打に終わったが、恩師には凡退の一つ一つからも感じ入るものがあったという。「打てない中でもチーム、チームでやっていた。簡単には負けないという気持ちが出ていた」
一発で試合の流れを決める力を持つ主砲。高校時代からその役割は変わらないが、渡辺前監督は教え子の内面の変化に目を向ける。