汚名返上のマウンドとなった。
1-3の六回1死二、三塁のピンチで救援した2番手砂田が、直後に川島が仕掛けた投前へのスクイズを捕手嶺井への華麗なグラブトスで阻止。「スクイズは頭にあった。点を取られないことを意識し続け、しっかり対応できた」。追加点を許せない場面で、仕事をやってのけた。
29日の第2戦では3-1でリードしていた七回1死三塁から3番手でリリーフも、柳田に中前への適時打を浴びてわずか打者1人で無念の降板。その後にパットンが中村晃に逆転の2点打を許していただけに、この日に懸ける思いも強かった。「まだ終わったわけじゃない。ぎりぎりでも食らいついていきたい」。横浜スタジアムを沸かせた左腕は、力強く言った。