プロ野球のクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージは21日、マツダスタジアムで予定されていたセ・リーグの第4戦、広島-横浜DeNAが雨天のために中止となった。横浜DeNAは第3戦まで2勝1敗だが、広島にはリーグ優勝による1勝のアドバンテージがあるため対戦成績は2勝2敗の五分となっている。
ファイナルステージは6試合制で行われ、アドバンテージを含めて先に4勝したチームが日本シリーズに進む。悪天候が続いた場合、予備日は25日まで。6試合が消化できない場合は、その時点で勝ち星が多いチームが突破する。勝敗が同じ場合は広島が日本シリーズに出場する。横浜DeNAのラミレス監督は「お天道様とは議論できない。良いか悪いか分からないが、いい方向にいくと思う」と語った。
ベイスターズナインはマツダスタジアムの室内練習場などで約2時間、汗を流した。期待の筒香はここまでのファイナルステージ3試合で10打数1安打、4三振と不振だが、練習中にロペスとじゃれ合うなどいつものように気負いはない。「天候は僕たちが左右できることじゃない。勝つための準備をするだけ」と淡々と話した。
泥まみれの激闘だった甲子園でのファーストステージ第2戦以来の先発が予想された今永は「気持ちを切らさず、あした試合があると思って準備する」と力を込めた。