4日にレギュラーシーズンを終えた横浜DeNAは横浜スタジアムを拠点に、14日に甲子園球場で開幕する阪神とのクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージに備えていく。2試合連続で決勝弾を放った高卒ルーキー細川の抜てきはあるのか。11勝を挙げた今永、開幕投手の石田、抜群の安定感を誇るウィーランドや昨季CSで2勝した井納ら、限られた先発の枠を巡る争いからも目が離せない。
5日に発表された秋季教育リーグの派遣メンバーに細川の名前がなかった。6日からの全体練習に参加する予定で、8日のJR東日本、9日のJX-ENEOS、10日の東京ガスとの練習試合3連戦で対応力などを見極められることになりそうだ。筒香ら主力も、一般公開はしないこの3試合で実戦感覚を補っていくという。
5日は今永、ウィーランド、井納、浜口、エスコバーの一部投手陣が横浜スタジアムで体を動かした。練習を見守った篠原投手コーチは、CSの先発投手陣の起用について、「状態や数字を見ながら考えていく」と話すにとどめた。甲子園球場で今季3戦3勝、防御率0・48と1戦目が有力な今永は「いいイメージはあるが、CSの舞台では全く関係ない。対戦する相手打者の右、左を想定しながら練習試合に臨みたい」と表情を引き締めた。