9月28日・阪神戦
ラミレス体制最高位の2位 若手成長、CSへ
ベイスターズ | 神奈川新聞 | 2019年9月29日(日) 00:19
横浜DeNA0-7阪神

阪神
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横浜DeNA
今季最終戦は完封負け
ベイスターズの今季最終戦が28日、横浜スタジアムで行われ、阪神に敗れて71勝69敗3分の2位だった。10月5日から同球場でクライマックスシリーズ(CS)のファーストステージを戦う。ラミレス監督は試合終了後、「CSを勝ち抜き、日本シリーズでここに必ず帰ってきたい」とファンに誓った。南場智子オーナーは「ファンに初めてホームでのCSをプレゼントしてくれて感謝しかない」とたたえた。
【フルマーク】CS突破へ見せろ底力
今永で始まった2019年。誰もが認めるエース左腕が投げて、レギュラーシーズン最終戦を終えた。白星は飾れなかったが、4年間のラミレス体制で最高の2位。球団創設70年目で飛躍を遂げ、初のクライマックスシリーズ本拠地開催を実現できる喜びに、満員のハマスタは沸いた。
ラミレス監督は開口一番、「きついシーズンだった」と総括する。4月に10連敗、5月も5連敗で最下位に沈んだ。7月には首位に最大10・5ゲーム差をつけられた。ただ苦しかったのは、その憂き目を味わったからだけではなかった。
チーム打率はリーグ5位に甘んじ、自慢の本塁打も3位。投手陣は防御率5位と苦しみ、盗塁数に至っては12球団最少だ。それでも、日本一に輝いた1998年以来では最高位に押し上げ、残り5試合まで優勝争いできたのは若手が芽吹き、地力がついた証左だ。
木塚投手コーチは「皆で力を合わせて何とかやってこられた」。三上、砂田ら2年前に日本シリーズを戦った主力不在でも三嶋、国吉らがキャリアハイの数字でカバー。エスコバーは球団最多登板にあと「2」まで迫るリーグ最多74試合と奮闘した。