
ベイスターズの頼れるリリーフ投手が今季もフル稼働を誓っている。昨シーズン60試合に登板して救援陣の柱に成長した三嶋一輝投手(28)。パットン、砂田らとともに今季もチームの必勝リレーを担うことが期待される右腕は「自分に回せば大丈夫、と思ってもらえるような信頼を得たい」と確固たる地位を築いていく。
横須賀のグラウンドで冷たい空気を切り裂き、三嶋の投じた白球が気持ちのいい音を立てて相方のミットに収まっていく。「(体の状態は)まだまだこれからだけれど、走ることと投げることは毎日やっていきたい」。2月のキャンプインに向け、順調に調整を続けている。
プロ6年目だった昨季はリリーフに転向し、自己最多の60試合に登板。開幕時はビハインドの場面が多かったが、夏場以降は首脳陣の信頼をつかんで、守護神・山崎につなぐ勝ちパターンの一角を担うようになった。登板3試合に1度のペースでイニングまたぎをこなすなど、ブルペンでの存在感は増していった。
昨年のチームは3年ぶりにBクラスに終わったが、最終盤までクライマックスシリーズ進出争いを演じ、